Koka International Society

2025-03-31
NEWSLETTER KIS通信 Vol.66

発行 一般社団法人甲賀市国際交流協会 NEWSLETTER Vo.66

世界まなびじゅく ① メキシコ・死者の日

2024年11月10日、甲賀市在住のメキシコ人のサビノさんとそのご家族を招いて、メキシコと「死者の日」について紹介しました。「死者の日」は、ディズニーアニメ「リメンバーミー」に出てくる骸骨のお祭りです。参加27名の小学生の約半数が、リメンバーミーを見たことがあるようでした。

読み聞かせの先生から、スペイン語の絵本を使って短くリメンバーミーの話を聞きました。

「死者の日」は日本のお盆と似ていて、亡くなった人の魂が帰ってくる日ですが、大きく違うのが、家族全員で墓地に行ってマリーゴールドやキャンドルでお墓を綺麗に飾り、そこで歌ったり踊ったり楽しく明るく魂を迎えます。墓地には露店やゲームコーナーがでたり、お芝居をしたりするところもあります。町中に大小さまざまな骸骨やオフレンダという祭壇が飾られ、人々は骸骨メイクをしたり、いたるところでパレードをしたり、とても楽しいお祭りです。様々な死者の日のグッズを見せてもらったり、パぺルピカドという切り絵をつないだ飾りを作ったり、ポンチョを着たり、大きなソンブレロをかぶったり、たくさんの「本物」に触れてもらいました。
「リメンバーミー」は家族の大切さを改めて感じるお話です。まだ見たことのない方はぜひ見てみてください。心がとても温かく、優しい気持ちになります。

世界まなびじゅく ②インドネシア

現在、甲賀市には多くのインドネシアから技能研修生が来られています。この日のゲストのラフマトさん、トゥティさん、ヨガさん、ムギオノさん、ヌルさんも研修生で甲賀市などで働いておられます。
 旧正月で帰省する知り合いの方に頼んで、インドネシアからアンクルン(楽器)ワヤンクリット(影絵)バティックやサロン(服)コピア(帽子)を買ってきてもらって、参加者全員が試着したり音を出してみたり。ナシウドゥック(ココナツミルクで炊くごはん)の材料を炊飯器に入れてスイッチオン。インドネシアクイズをしたり、インドネシア語で挨拶、スンケム(両親に感謝の気持ちでお辞儀)をする間に、ナシウドゥックが炊き上がりました。


最後にラフマトさんが作ってきてくれたテンペオレックを添えてナシウドゥックを試食。「おいしい」「おかわり!」、オレックに入っていた唐辛子がたまたま入っていた児童からは「からーい」いろいろな感想が聞こえました。見学の保護者の方やスタッフの大人はとても美味しくいただきました。
 インドネシアのゲストの方々は、子ども達にとても優しく、子ども達もゲストとの交流をとても楽しんでいました。

ゲストのラフマトさんの感想
この世界学び塾で初めてインドネシアの文化を教えました。イベントに来ていた子ども達の笑顔や元気な姿を見たら、インドネシアにいる娘と息子を思い出しました。準備や計画を立てる時は大変だったが世界学び塾がとても素敵な2時間になりました。

里山ネイチャー体験

地域交流部会では、昨年に続き、水口町松尾の里山にある「里山元気会」代表 藤井忠夫さん、の場所をお借りして里山自然体験を催しました。参加者は多様で、市内いろいろな国籍の方の参加があり、子ども大人も秋の里山を満喫しました。
今回特筆すべきは、写真のように竹で作られたインドネシアの民族楽器演奏です。アジアは竹文化があり、いろいろな竹製品があります。自然の中で聞く自然の材料で作られた楽器から出てくる音は参加者の心を癒してくれたことでしょう。

ところで、海外にも居住地域に自然はありますが、地元の住民の手が入り、適度に管理された自然である里山は、多くはありません。日本は、嘗ては、里山に依存した持続可能な循環型社会でした。「里山元気会」のように里山に人が入りやすくしていると事は県内でもそう多くはありません。自然に教えられ、伝統を学び、人の繋がり、広がりができるいい機会でした。

甲賀市防災訓練 2024.11.17 @土山町 

多文化共生社会においては、情報発信と共有が大切です。発災時には、すべての間の連携が必要であり、甲賀市国際交流協が担う役割は、情報弱者をなくし、命を守るという点で大きいです。
多文化防災は、日本人と外国人とでおこなってこそ実効あるものとなります。訓練は、展示に終わらず、人々が居住地に隣人や外国人の知人がいるかどうかを確認すること(安否確認)や発災時の情報発信などを地域とチームワークでおこなうことが必要です・・・

 

MUESTRA DE PRODUCTOS DE SUPERVIVENCIA QUE DEBEN SER EMPACADOS:
Agua, medicinas, parches, tissue, Fosforos, linternas, luces fluorescentes, hashi, comida enlatada, power bank, rain coat, guantes, artículos de higiene personal, bolsas plasticas para desechos, guantes, botiquin de primeros auxilios, ropa adicional, suero de hidratación, kit para cocinar, baterias, cargadores, kairo, parches para dolor. Entre otros.

Mejorar la efectividad e implementar en nuestros lugares de trabajo.

Las actividades deben ser un poco más dinámicas, que llamen la atención, realizar un Quiz para saber si la gente tiene vecinos o conocidos extranjeros en su zona de residencia, como le notificaría a su vecino que debe evacuar la zona de peligro.
Cuando los desastres suceden no eligen donde hay más japoneses o extranjeros, es algo que nadie podría saber, lo que va a importar en ese momento es el trabajo en conjuto para sobrevivir y evitar las pérdidas humanas, rescatar, proteger, proveer refugio y alimentos, en algunos casos solo se salvarán quienes tengan la información correcta.


Realmente hacer el ejercicio de ponerte 1 minuto en una situación de emergencia, de ver como sufrió la gente, que aún estan intentando recuperarse del terremoto que hubo el 1ero de Enero y que luego de 11 meses todavía ha sido difícil para ellos, me hace sentir que la prevención y la solidaridad lo es todo, me motiva, me inspira a continuar trabajando por este proyecto.

記者感想
市の防災訓練では、地元をはじめ多くの関係団体が参加するので、場所と参加方法に制限があり、実効ある多文化防災の訓練は難しいと再認識しました。また、協会の担当者だけになっていることもあり、ラウラさんの報告も含めて多文化防災活動の課題を共有できればと思います。
次年度は、実効ある防災訓練とするため、以下のことを検討、実施したいと思います。このためには、協会独自で防災訓練を企画実施する必要があります。

§ 協会全体で取り組む防災訓練
§ 地域、民生委員児童委員、防災士、市、災害福祉ボランティアネットワークとの連携
§ 情報発信の方法、外国人市民の参加推進とその方法
§ 訓練は地域でおこなうのが良い

多文化共生センター事業について

日本政府は、2018年に「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」を策定し、外国人が日本社会の一員として安心して暮らせる環境づくりを目指した取り組みを本格的に開始しました。
同年6月には、「経済財政運営と改革の基本方針2018」において、新たな在留資格の創設が盛り込まれ、外国人材の受け入れと地域との共生が国の重要課題として位置づけられました。
こうした国の動きに呼応する形で、甲賀市においても多文化共生に向けた具体的な取り組みが進められています。

甲賀市では、総人口が年々減少する一方で、外国人人口は増加傾向にあります。特に労働人口として地域社会を支える外国人の存在は、地域経済の発展に大きく貢献しています。このような状況を背景に、外国人市民が地域の人々と円滑なコミュニケーションを図り、安心・安全に暮らすための支援体制の整備が急務となっています。
そこで、2024年5月、甲賀市に「甲賀市多文化共生センター」が設立されました。

2024年度の取り組み
2024年度は、当協会が甲賀市からセンター事業を受託し、以下の3つの柱を中心に事業を展開してまいりました。
❶ 外国人相談窓口  ❷ 日本語教室    ➌ こどもの学習支援
これらの事業を通じて、外国人市民が地域に溶け込み、自立して暮らすための支援を行うとともに、日本人住民との相互理解と協力を促進しています。

ベトナムの親子と楽しむクリスマス12月22日

現在、滋賀県における外国人の国籍別人口では、ベトナムがブラジルを抜いて1位となっています。こうした状況を踏まえ、甲賀市に暮らすベトナム出身の方々とつながりを持ち、彼らの文化や生活を深く理解するとともに、センターをより身近に感じてもらうことを目的として、「ベトナムの親子と楽しむクリスマス」イベントを開催しました。

 

イベントでは、市内でベトナム食材店を営む方がリーダーを務め、ベトナムの方々が楽しめるゲームを企画・実施。大人も子どもも一緒に参加し、笑顔あふれる時間となりました。また、多文化共生センターからは「ごみの分別」をテーマとした学びのプログラムを提供。生活環境課の職員の方によるレクチャーのもと、チーム対抗形式で分別を考える参加型ゲームを行いました。各チームにごみの分別キットを配布し、楽しみながら正しい分別方法を学んでいただきました。

 

 

 

 

当日は親子合わせて約80名が参加し、「ゴミの分別方法がよくわかった」「地域の人と交流できてよかった」など、好意的な感想が多く寄せられました。
本イベントを通じて、ベトナムコミュニティとの“顔の見える関係”を築き、今後のつながりを育むきっかけづくりができました。今後もこのような活動を重ねながら、共に多文化共生の地域づくりを進めてまいります。

 

 

放課後学習支援「なないろ教室」

甲賀市多文化共生センターでは、海外にルーツを持つ子どもたちの学びをサポートするための放課後学習支援事業として、「なないろ教室」を開催しています。
この教室は、甲賀市内の小学生を対象に、毎週木曜日と金曜日にセンター内で実施しており、子どもたちは主に学校の宿題を持参し、スタッフやボランティアと一緒に取り組んでいます。日本語を母語としない子どもたちが、学校の授業内容を理解し、安心して学びを深められるよう、個々のペースに合わせた支援を行っています。

 

近年、外国にルーツを持つ児童・生徒が増加する中で、全国各地の自治体においても、言語や文化の壁を越えて子どもたちを支える学習支援教室の設置が広がっています。こうした取組は、子どもたちの「学ぶ権利」を保障し、自信をもって学校生活を送るための重要な基盤となっています。

「なないろ教室」もまた、ただ学ぶだけでなく、子どもたちにとっての安心できる居場所であり、地域の中で多文化共生を実感できる小さなコミュニティとしての役割も担っています。
今後も継続的な支援を通して、すべての子どもたちがのびのびと成長できる環境づくりを目指してまいります。

 

日本語教室「はじめてのにほんご」

甲賀市多文化共生センターでは、日本での生活を始めたばかりの方や、日本語の学習が初めての方を対象としたゼロ・初級者向け日本語教室「はじめてのにほんご」を実施しています。
この教室では、生活の中で使える実用的な日本語を中心に、国際交流基金が作成した初級教材「いろどり」を活用し、日本語を「わかる・使える」ようになることを目指しています。今年度は対面とオンラインの両形式で開催し、受講者の生活スタイルに合わせて参加しやすい環境を整えました。
授業は毎週土曜日と日曜日の夕方に行い、登録された日本語教師が、一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を行いました。参加者も熱心に学習に取り組み、「日本語が少しずつわかるようになり、日常生活が楽しくなった」といった声が多く寄せられました。
日本語を学ぶことは、地域とのつながりや、自立した暮らしを築く第一歩です。今後も地域や関係機関と連携しながら、甲賀市多文化共生センターを拠点として、多様な背景を持つ人々が安心して暮らせる多文化共生の地域づくりを推進してまいります。

 

やさつな親子丼づくり

12月21日(土) やさしい日本語のレシピを参考に、昨年の料理教室でリクエストがあった親子丼とみそ汁を作りました。どのグループもいい出来で、ご飯多めのどんぶりもみんなペロリ。食事をしながら、お互いの国の料理や子育てについても話すことができ、参加者どうしの交流も深まりました。食後には年越しそばやおせちなど年末年始の日本の食文化も紹介。次回は鯖の味噌煮!のリクエストがありました。

 

 

 

 

やさつなお茶会

インドネシアの参加者は動物のフンから作るお茶を紹介。
差し入れのミャンマーのお茶請け「ラペットゥ」は塩味と酸味があり大人気でした。後半には関西弁で各国の喫茶文化が紹介された土橋とし子著『おちゃのじかん』を朗読。お茶を飲み、お菓子を食べながらリラックスした雰囲気の中でゆっくりおしゃべりができ、いい居場所作りとなりました。

 

 

ミシガン中学生 派遣・受入 姉妹都市「ミシガン州・甲賀市 中学生国際交流事業」 

派遣:2024年11月8日(金)~16日(土) 受入:2025年1月24日(金)~1月30日(木) 

 甲賀市の姉妹都市、ミシガン州マーシャル市へは甲賀市の生徒5名・引率3名、デウィット市へは生徒9名・引率3名が訪問、甲賀市にはマーシャル市から生徒5名・引率2名が、デウィット市からは生徒10名・引率2名が訪問されました。2018年度以来、6年ぶりに相互交流が再開することができました。今回参加した中学生の保護者の方の感想を紹介します。

★初めに、この国際交流事業は市がこれからの子ども達の人生観を変える素晴らしい事業だとはっきりと申し上げておきます。「ママ!アメリカに行けるチャンスがある」娘は私にキラキラした顔で学校からのお便りを渡してきました。
学校がしんどい時期を過ごしていた彼女にとって、世界は広い!自分の悩みはなんてちっぽけなことだったんだろう!と全く違う世界を身体で実際に体験してほしかったので、チャレンジしたいと言ってくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。
実はこの国際交流事業は、私が20年以上前の中学生の時に実際に参加した事業です!私が実際にアメリカに行き現地のホストファミリーと過ごし、暮らしや匂い空気の違いや学校の違いを体験してきました。その時の経験はわたしのその後の人生の進路を大きく変えるものでした。
娘が今回参加させていただき、実際に私が親となりホストファミリーの子を受け入れることになり、本当に宝物の様な時間を過ごすことができました。私が体験した中学生の時の記憶がよみがえり、アメリカの家族と新たな交流がこれからも続くと思うとワクワクがとまらない経験でした。娘だけでなく、家族にとっても姉弟にとっても素晴らしい交流ができました。
アメリカの家族のご両親ともテレビ電話やメールのやりとりなど20年以上ぶりの体験も身体が覚えているのか凄く楽しめています。我が家にアメリカ人の娘ができたことは人生の中で子ども達にとっても宝になると思います。
今は便利な時代で、私の当時ホストファミリーだった子や両親とはインスタでつながり連絡を今でも取り合っています。

娘とまたミシガンへ行こう!と目標もできました。最後にどうかこの素晴らしい交流事業が一人でも多くの人に体験してもらえるように、これからも続くことを願っております。
★ホストファミリーとしての受け入れ前は、不安しかありませんでした。食べ物や観光案内、家での過ごし方・・・全てが不安でした。ところが、受け入れが始まるとその不安はどこにいったのかと思うほど、毎日が素晴らしいものでした。滋賀や甲賀のよいところを知ってもらおうと琵琶湖博物館やミシガンクルーズ、信楽にある鶏鳴の滝などたくさんの場所を案内しました。もちろんそれぞれが有意義な時間でしたが、何よりも自宅で過ごした時間が、彼女にとっても私たち家族にとってもかけがえのないものとなりました。


絵の得意な彼女に家族の似顔絵を描いてもらったり、トランプをしたりマジックの見せ合いをしたり、着物を着て床の間で写真を撮ったり、笑顔と笑い声が絶えることはありませんでした。このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。  

★甲賀市中学生国際交流事業に参加し、海外から来た生徒を受け入れる貴重な経験をさせていただきました。異なる文化や価値観を知ることができました。
もう1人息子ができたような温かい気持ちが湧きました。言葉の壁や文化の違いを超えて、お互いに助け合いながら過ごす時間は本当に特別で、心が温かくなりました。
子供たちとの交流を通じて、思い出深い時間を共有でき、心に残る大切な経験となりました。この事業はこの先ずっとずっと継続して頂きたいと思いました。

利川中学生 派遣・受入 姉妹都市「利川市・甲賀市 中学生国際交流事業」

派遣:2024年9月4日(水)~8日(日) 受入:2024年11月30日(土)~12月4日(水) 

甲賀市の姉妹都市、大韓民国・利川市へは甲賀市の生徒5名・引率2名が訪問し、甲賀市には會浦中学生7名と引率2名、通訳1名の方を受け入れました。
昨年度は受入だけでしたが、2016年を最後に相互交流が途絶えていたことから相互交流が再開できたことを多くの方が待ち望んでいました。

今回参加した中学生の保護者の方の感想を紹介します。★息子が韓国に行った際、ホームステイ先で大変よくもてなして頂いたので、こちらが受入れる際もよくしてあげたいと言う気持ちを聞けて、嬉しく思いました。実際の二人は、スマホ通訳に頼りきっているように感じられましたが、ゲームをして一緒に楽しんでいる様子は、暮らす国が異なることを感じさせない同年代の中学生の姿でした。
交流事業を通じて、お互いが、相手によくしてくれる隣人なんだという理解が生まれました。

甲賀市中学生国際交流事業 報告会

2025年2月24日(祝・月)
中学生国際交流事業を広く市民にも知っていただければと、今回初めて学校教育課と共同で報告会を実施しました。当日は、韓国利川市、ミシガン州マーシャル市、ドゥイット市、タラバースシティ市との姉妹都市交流を旧町から支えてくださっている方々や県国際課、JICA関西、当協会の海外交流チームメンバーの皆様にもご協力いただきブースも設け、海外との交流が幅広く行われていることを知っていただく機会になりました。


報告会とともに一回の交流スペースでは、中学生の体験記や交流新聞、これまでの交流でいただいたクラフト、資料、書籍など一部ですが沢山展示され、交流の歴史を感じさせられました。

 

 

 

  

 

展示は、中学生、ドゥットクラブ、マーシャル会の協力でおこなわれましたが、今後、指定場所に順次入れ替えながら市民の皆様の目に触れるようにしていきたいと思います。
今後もこの事業を通して学んだ事や得たことを広く市民の方に知っていただき、次世代に繋がることを願っております。
次年度事業に、これまで取り組んできた、姉妹都市交流の歴史を市政20周年事業の一環として完成したい次第です。
ご期待ください!

 

笑顔あふれる「みなくるカフェ 」 交流・つながりの場

甲賀市で活躍する外国につながりを持つ市民を紹介する「多文化市民図鑑」に掲載される方をゲストに迎え、「みなくるカフェ交流会」を開催しました。

甲賀市には、母国の家庭料理を提供するレストランを経営する人や料理、お菓子を作っている人、また、サッカーチームをつくって日本で心豊かに暮らせるように仲間を支援されている方など、地域の皆さんにご紹介したい方がたくさんおられます。
2024年度は、公益財団法人かめのり財団 多文化共生地域ネットワーク支援事業助成をいただき、ゲストを招いて4回のカフェを実施することができました。

12/2 ブラジルのスナックとベトナムコーヒー
みなくるプラザのイルミネーション点灯式が行なわれましたが、国際交流協会では、ブラジルのスナックとベトナムコーヒーをご提供させていただきました。とても良い賑わいができ、これまで国際交流協会や多文化共生センターのことをご存知なかった方ともお話しすることが出来ました。

2/1 ブラジルレストラン「Recant Aregre」のマルタさん

参加された皆さんから「おいしい」と笑顔があふれました。

 

 

2/15 ようこそペルーの家庭料理「Sara Desserts」へ!

協会の事業等にいつも快く協力してくださるサラさん。この日は、サラさんのファンの方もカフェに来てくださり、楽しい時間になりました。

 

 

 

2/25 パティシエの「Sakura Pettit Candys」

ダニエレさん
ダニエレさんのお菓子は、とにかく丁寧に作られていて、進物にもよく使われているそうです。

 

 

 

3/16 中国のお茶を体験
中国ご出身の曽田さん、王さんをゲストに、本場のウーロン茶や白茶、国茶などを淹れていただきました。参加された方の中には、中国の文化に詳しい方もおられ、王さんにたくさん質問をされていました。

甲賀市で活躍されている外国人市民の方が、カフェを通じて地域の人たちとつながり、多文化共生の地域づくりの「入口」として、カフェが活用されることを期待しています。

意外に多かった市からの緊急メール利用! みなくる桜フェスタアンケート(多文化防災) 

甲賀市・綾野まちづくり協議会・みなくる🌸フェスタ実行委員会 主催による「みなくる🌸フェスタ」は好天に恵まれ、多くの人が訪れました。多文化防災担当も、災害福祉ボランティアアネットワークと民生委員(社会福祉協議会)、甲賀市危機管理課の三者で、防災啓発を行ったところ100名を上回る人々が来られました。事業は、地域でやる、連携・協働でやることの効果を再認識しました。

アンケート実施日:3月23日(日)10時~15時  回答者数:約127人 

防災訓練に参加したことがあるか?
災害時の準備をしているか?
災害情報の確認手段は?

主な留意点
    ・国籍問わず、「災害時の備えをしている」市民が多かった
    ・母国からの情報に頼っている外国人は少なかった
    ・甲賀市からの情報に信頼を置いている市民が多かった

小さな 姉妹都市交流

甲賀市のミシガン州姉妹都市トラバースシティの植物園(Botanic Garden)のトップ、Matthew Ross氏が日本の植物園のリサーチのため、来日、甲賀市には11月25日から4日間滞在されました。

この間、里山元気会、みなくちこどもの森、薬学習館、塩野義製薬 油日植物園などを歴訪、9月にトラバースシティを訪問された団員をはじめ、市民とも交流され、両市の友好が深まったと思います。なんと宿泊されたところは、旧東海道水口宿にある古民家宿(OMO・YA)。翌日、オーナーが親切に、水口界隈を案内されたとのこと。

後日、Matthewさんから刊行物の記事の一部が贈られてきましたので紹介します。メールには、リサーチと共に甲賀市内の人々に出会い、姉妹都市の強い絆(Power)を感じられたことが書かれています。民間の交流が容易にできるのは、姉妹都市だからこそですね。

 

これまで海外交流は、ほとんど友好使節団(Goodwill-mission/Delegation)として姉妹都市でのホームステイや市内訪問が主でした。今回のMatthew氏受入れ経験から思うに、姉妹都市協定書にあるように、文化、学術、経済などの分野での交流もできればいいと思います。以前、信楽の陶芸家達が利川市と陶芸で交流していたように。

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