Koka International Society

2024-12-19
TEST_19 December, 2024 09:33

日本語教育について
甲賀市には、日本語教室「虹」、日本語教室「忍者」の2つのボランティアさんによる教室があり、長期滞在者や実習生など多くの外国人が受講しています。この活動は、彼らの仕事や生活、さらに地域社会での活動に貢献してきました。日本語を学びたい人は増加の一途を辿っています。
文科庁の文化審議会の日本語教育を推進する意義についての以下のようにまとめています(H25)
・ 外国人が日本で生活していく上で必要となる日本語能力を身に付け,日本語で意思疎通を図り,生活できるようにする。これは,「国際人権規約」,「人種差別撤廃条約」等における外国人の人権尊重の趣旨に合致するものである。
・ 日本語による円滑なコミュニケーションを実現し,住みやすい地域づくりや地域の活性化につながる。
・ 地域住民が日本語教育に関わることを通じ,その生きがいや自己実現につながるとともに,異文化に対する理解が深まり,多文化共生社会の実現につながる。
・ 日本語は,日本の文化の基盤であり,日本の文化そのものと言え,日本の文化や日本に対する外国人の理解が深まり,友好的な国際関係の構築につながる。
・ 日本語教育は,外国人の受入れ環境の最も基本的なものであり,開かれた国としての我が国の評価や魅力を高めることにつながる。

はじめての日本語
甲賀市国際交流協会では、今年度より甲賀市の委託を受け、市民の「いつものくらし」を支える取り組みの1つとして、「日本語を使ってできることを増やす」ことを目標とした日本語教室を実施しています。

7月より入門の日本語クラスを実施し、3名の外国人市民が参加しました。1時間半×25回で、生活の場面ですぐに使える日本語を学びました。どの学習者も積極的に学び、受講後は音声から必要な情報を聞き取ったり、簡単な会話ができたりするようになりました。
甲賀市国際交流協会では甲賀市の委託を受け、市民の「いつものくらし」を支える取り組みの1つとして、「日本語を使ってできることを増やす」ことを目標とした日本語教室を実施しています。来年度は入門クラスに加え初級クラス、オンラインクラスも実施します。受け入れ体制を充実させ、より多くの学習者を受け入れたいです。

日本語教室に市より特別感謝状 贈呈
甲賀市市制施行 20 周年記念式典において、多年にわたり、外国人市民の方に、日本語教室を開いてこられた、「日本語教室 虹」と「にんじゃ日本語教室」さんに甲賀市より特別感謝状が贈呈されました。
これまで、両教室の活動を本紙にて何度か紹介してきましたが、この度の受賞で、改めて長年継続されてきた日本語教室のボランティアのみなさんに敬意を表したいと思います。また、この活動が多くの市民に知れ渡る機会となった事を喜ばしく思います。

コミュニケーションがうまくいかないために誤解が生じ、同じ社会で人と人の分離が起こります。言葉の壁は心の壁にも影響します。日本語教室で学ぶ外国人市民は、情報のインフラともいわれている日本語をしっかり学ぶことにより、より豊かな市民生活を送ることができます。ボランティア活動の中で、外国人市民と一番多く接しているのが日本語教室ですので、暮らしの相談を受けられたこともありました。
多文化共生に向けた地域づくりにご貢献いただきました。

やさつなカフェ「防災教室~みんなでマイ・タイムラインを作りましょう~」

6月15日(土)、やさしい日本語で防災教室を実施し、外国人市民9名、日本人市民11名(スタッフ含む)が参加しました。防災アプリで地域の避難所や危険個所を確認し、自治体国際化協会の作成した「マイ・タイムライン検討ツール」を利用して、グループごとにマイ・タイムラインを作成しました。
少子高齢化により自助・共助・公助が難しくなる中、従来は「支援される側」と捉えられてきた外国人市民に「支援する側」となっていただくことが期待されています。多文化防災は自分や大切な人・地域を守る活動です。日本語交流チームではいずれの事業においても防災の要素を盛り込んでいます。
※ やさつな:やさしくつながるの意味の造語

やさつなカフェ「夏祭り」

9月8日(日)やさしい日本語で「夏祭り」を実施し、外国人市民20名、日本人市民8名が参加しました。そうめんやてんぷら作り、綿菓子、射的、ヨーヨーすくい、ビンゴゲームなどを通して日本の夏を体験しました。
遅れてきたためてんぷらが食べられなかった皆さん、ごめんなさい!ビンゴゲームで豪華なフルーツが当たった参加者はラッキーでしたね。スタッフも参加者も一緒になって準備し、楽しいひと時を過ごしました。

世界まなびじゅく「韓国利川市とオンライン交流会」と「フラットキッズプロジェクト」

7月6日13日、甲賀市の小学生と姉妹都市韓国利川市新屯小学校の小学生10名ずつがオンラインで自分やその国の文化について発表したりして交流しました。韓国の児童はタブレットやスマホを駆使。新屯小学校ではスマホの授業もあるそうです。甲賀の児童は家からの参加なので、実物をすぐに取ってきて見せたりと、リアルタイムで交流しました。

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